【店長の親愛なる日記】
「失敗は嫌だけど」
先日、
茶道の先生主催、「花月(かげつ)大会」
に行って参りました。
「花月」というのは、
5人以上の人と共に、
お点前を学びあうお稽古です。
自分のお点前だけでなく、
ほかの方のお点前、
やりとり、
全体の流れに常に気を配り、
その場の状況に合わせて、
的確に対処できるようになるための、
心の修練でもあります。
さらに大会は、
「花月」を学んでいるお稽古人達が、
大広間で、
日々のお稽古の成果を
他の方に見てもらい、
見学し、
お互いの作法の向上と、
どんな状況でも、
平常心を保つことが出来るようになるための
訓練の場です。
初めの頃は、
一緒にお稽古している人とは違う方に、
見られているということで、
緊張のあまり、
いつもはスッと出来ることも、
頭が真っ白になったりしましたが、
大会への参加の回数を重ねるうちに、
落ち着いて出来るように
なってきました。
今回も、
先生より大きな課題を
出されていたのですが、
無事成功して参りました。
煮詰まっている時などは、
間違えて失敗ばかりで、
もう嫌だなと思う事多々ありますが、
そういう場で、
上手くいくと、
練習してきて良かった。
日々の努力が大切なのだなあと、
改めて感じます。
よく「失敗は成功の基」
など言いますが、
やっぱり失敗したくないなと
思ってしまします。
でも、
失敗しないと
成功した時の達成感も
味わえないかも。
その時した失敗は、
大きな時間で見れば、
全然失敗じゃない。
後で成功するための、
失敗であって、
「こうしたから失敗したんだ。」
ということがわかって、
「じゃあ次はそうしないようにすれば成功する。」
ということがわかったのだから。
失敗するのが嫌で、
何もしないより、
何かして失敗して、
学んでいる方が
充実した人生が送れるなぁと、
思う出来事でした。